SiCアライアンスの紹介

トヨタ自動車株式会社

会社紹介

【HPアドレス】 http://www.toyota.co.jp/

現在、自動車は「自動運転」、「モビリティのサービス化」、「電動化」といった大きな変革の流れの中にあります。「電動化」については、トヨタ自動車は、1997年に発売した初代プリウスから、20年余りの歴史を持っており、2030年には、50%以上のトヨタ車を電動化する計画で開発を進めております。
 初代プリウスのIGBTから、トヨタ内製のSiパワー半導体を使ってまいりましたが、将来の高性能化に向けて、SiCの優れた特性に着目し、SiCの研究開発にグループを挙げて取り組んで参りました。
2010年から2015年に実施された、「低炭素社会を実現する新材料パワー半導体プロジェクト」に参加し、2015年にその実証実験として、公道走行可能なオールSiC(インバータ、昇圧コンバータにSiC MOS-FETとSiC diodeを使用)カムリを試作いたしました。

『トヨタ自動車株式会社』の画像

そのプレスリリースでは、2020年頃、自動車で製品化し、燃費10%向上、PCUサイズ1/5を目指すことを目標として掲げました。
また、SIPパワエレのプロジェクトにも参画し、SiCデバイスの早期実用化に向けて研究開発を続けております。

SiCアライアンスへの参加の趣旨・期待

SiCの自動車への適用については、そのQCD(Quality, Cost, Delivery)すべてにおいてのレベルアップが必要だと考えております。
トヨタ自動車としましても、自動車電動化の進展やSiCデバイスの採用に向けた取り組みを適宜、情報発信していくことで、早期実用化に向けた貢献が出来ればと考えております。