SiCに関する技術情報
PWMインバータ
PWMインバータは、出力パルスの振幅は一定で、そのパルス幅を変えて出力を制御する。高周波の三角波と正弦波の大きさを比較することによりパルスを生成し、出力波形中に多数のパルス列を作り、その等価波形を正弦波状にして、直流を交流に変換する。PWMインバータは、トランジスタやGTOのような自己消弧型半導体素子の採用により、実現可能となった方式である。高周波スイッチングにより、高調波を低減でき、フィルタ容量を小さくできる。また、交流電動機の高性能ドライブ用インバータに不可欠な高速電流制御が可能である。
- 2017年8月10日
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