SiCに関する技術情報
TIA情報
お知らせ
【イベント】第6回TIAパワーエレクトロニクス・サマースクール開催
第6回パワーエレクトロニクス・サマースクール (8/25-28)の募集が開始されました。
例年100名を超す人気のスクールで、大学院生だけでなく、企業の若手社員も対象です。
※参加費等詳細は、
https://www.tia-nano.jp/tpec/general/index.php をご参照ください。
第5回TIAパワーエレクトロニクス・サマースクール開催について
TIAパワーエレクトロニクスMG(委員長:木本恒暢 京都大学大学院工学研究科教授)は、筑波大学・産業技術総合研究所と共同で、人材育成活動の一環として、第5回TIAパワーエレクトロニクス・サマースクールを開催します。
- 開催場所
国立研究開発法人 産業技術総合研究所 つくば西事業所(TIA連携棟) - 開催日
2016年8月26日~29日 - 対象者
大学院生(大学院への進学予定者を含む)、及び、社会人
パワーエレクトロニクスの未来に夢を持つ方に限ります - 参加費
社会人は有償(昼食代を含む)となります。
(50,000円、公的研究機関・TPEC会員は7,000円) - 後援
TIA運営最高会議 ・ 一般社団法人SiCアライアンス
詳細は以下TPECアドレスを参照下さい。
https://www.tia-nano.jp/tpec/general/
TIAパワーエレクトロニクス研究拠点第三ラインの構築
つくばイノベーションアリーナ(TIA)パワーエレクトロニクス研究拠点にSiCデバイスの6インチ級の新ラインが構築され、超低オン抵抗デバイスや耐圧10kV超級の超高耐圧デバイス開発での活用が期待されます。
つくばイノベーションアリーナ(TIA)パワーエレクトロニクス研究拠点は、オープンイノベーション研究拠点として、我が国のパワーエレクトロニクス研究開発を牽引する役割を担っています。この度、世界最先端のシリコンカーバイド(SiC)パワー半導体デバイス(6インチ級)の量産研究開発を目的とした新ラインを構築します。
詳細はこちらをご覧ください。
第四回TIAパワーエレクトロニクス・サマースクール開催結果について
平成27年度のTIAパワーエレクトロニクス・サマースクールは多数の参加を得て好評裡に終了しました。
参加者数
- 学生
78名 (22校:博士 2名、修士 64名、学士 12名) - 公的機関
5名 (4機関) - TPEC会員
25名 (10機関) - 一般
21名 (12機関) - 合計
129名 (昨年155名)
第三回TIAパワーエレクトロニクス・サマースクール開催結果について
平成26年度のTIAパワーエレクトロニクス・サマースクールは多数の参加を得て好評裡に終了しました。
参加者数
- 学生
100名 (23校:博士 11名、修士 66名、学士 17名、高専 6名) - 公的機関
3名 (4機関) - TPEC会員
32名 (9機関) - 一般
20名 (16機関) - 合計
155名 (昨年 142名)
第三回TIAパワーエレクトロニクス・サマースクール開催について(終了)
平成26年度のTIAパワーエレクトロニクス・サマースクールを下記の通り開催いたしますので、ご案内申し上げます。国内外の一流の講師陣が、パワーデバイス、電力変換回路、パワエレ応用について講義をされます。
- 開催日
2014年8月22日(金)~ 25日(月)
※25日(月)はオプショナルツアー。講義は22~24日です。 - スクール長
東京大学名誉教授 正田英介先生 - 主な講師
Prof. T.P. Chow(Rensselaer Polytechnic Institute)
Prof. Nando Kaminski(Bremen大学)
東京工業大学 赤木教授、京都大学 木本教授
東芝 青山技監、トヨタ自動車 濱田部長、富士電機 江口CTOほか - 参加費
学生の方は、TPECから、往復交通費と滞在費(上限有)の全額補助を予定しています(昼食代3000円のみ当日徴収いたします)。
※社会人は有償となります。(50,000円、TPEC会員は6,000円)
TPEC : Tsukuba Power-Electronics Constellations - 後援
つくばイノベーションアリーナ(TIA) - 参加申し込み方法:
公募いたしますので、参加希望者はメールにて、お申し込みください。
◆学生の方:
氏名、所属(大学・学部・学年・指導教官)、連絡先
参加の目的(400字程度)、見学会参加希望、
その他連絡事項(特別な事情で参加できない日がある場合)
◆企業の方:
氏名、年齢、所属(企業名・部署名)、参加希望日
○修了証について:サマースクールを修了した学生には、修了証を授与します。
○奨励賞について:サマースクールに参加した学生の中から数名に奨励賞を授与します。
○その他:参加を受理した者は、別途、「研究紹介ポスター原稿」を提出いただきます。
(提出いただいたポスター原稿は、講師の講義資料とセットで参加者に印刷配布します。
ポスターは、同一研究室でまとめて1部提出いただくことで構いません) - 申し込み先:
産総研TIA推進本部 塚原
k-tsukahara@aist.go.jp (電話029-420-8288)
第三回TIAパワーエレクトロニクス・サマースクール開催
パワーエレクトロニクスに興味を持つ学生・社会人の皆様の積極的なご参加をお待ちいたします。
TIAパワーエレクトロニクスWGの活動状況
【2014年度(平成26年度)活動予定(概要)】
2014年度は、2013年度に引き続き、拠点活用プロジェクトの運営を支援するとともに、2010年度に策定した5カ年計画の内容をさらに深化させる。特に、パワーエレクトロニクス拠点の自立に向けた、日本型オープンイノベーション研究拠点(TPEC)の活動を深化させるとともに、筑波大学、京都大学、東京工業大学等と連携してパワーエレクトロニクス人材育成事業を加速する。また、本年度は、欧州ECPE(European Center for Power Electronics)との間で第二回目のパワーエレクトロニクス・ロードマップに関する意見交換を計画する。本年度はSIP等の新規プロジェクトの開始年に当たり、年度後半から加速する。加えて、次期中期計画を策定する。
TPECが産学官連携功労者表彰を受ける
TPEC (Tsukuba Power Electronics Constellations) は、平成25年度の産学官連携功労者表彰において日本経済団体連合会会長賞を受賞した。
表彰は8月29日(木)、東京ビッグサイトで開催された「イノベーション・ジャパン2013」において行われた。
産学官連携功労者表彰は、大学、公的研究機関、企業等における産学官連携活動において大きな成果を収め、また、先導的な取組を行う等当該活動の推進に多大な貢献をした成功事例に対して、その功績を称えることで我が国の産学官連携の更なる進展に寄与することを目的として行われているもの。
受賞概要は次の通り。
日本経済団体連合会会長賞
- 事例名:
産学垂直連携・共同研究体「TPEC」の創成 - 受賞者:
○(独)産業技術総合研究所
○富士電機(株)
○(株)アルバック - 受賞概要:
(独)産業技術総合研究所(産総研)と産業界が共同で、シリコンカーバイド(SiC)ウェハのカーボン(C)面を活用した独自構造のパワー半導体トランジスタを世界で初めて開発し、世界最高の低損失性を実現。
主力メンバーである産総研は、基本構造/プロセス開発を担当、富士電機(株)は量産技術の開発、(株)アルバックは量産のための装置開発を行い、試作ラインの構築に大きく貢献。
この成果を基に、次世代パワー半導体製品の開発を加速する民活型・共同研究体「つくばパワーエレクトロニクスコンステレーション(TPEC)」 を設立し、産学官諸機関の参画のもと組織の壁を無くした研究開発及び人材育成を進めている。 「第11回産学官連携功労者表彰について」(内閣府)及び「受賞概要」(16ページ)を参照。
TIA連携棟のオープニング
TIA(つくばイノベーションアリーナ)ナノテクノロジー拠点の連携棟が完成し、平成25年6月26日、オープニングセレモニーが挙行された。主催者挨拶で、中鉢良治産業技術総合研究所理事長は、TIA連携棟の完成によって、TIAは人材育成と研究開発を一体的に行う中核的拠点になると紹介した。
TIA連携棟は、TIA-nanoの中核機関の1つである産総研が整備し、物質・材料研究機構、筑波大学、高エネルギー加速器研究機構、日本経済団体連合会や、共同プロジェクト参加企業等との連携により運営される。TIA-nanoの中核施設として、研究開発から産業化、人材育成まで広範囲な活動を支援する。
- 構造:
SRC構造3階建て
延べ床面積:約6,000平方メートル
(クリーンルーム約1,000平方メートル) - 施設:
クリーンルーム(約1,000平方メートル)、一般実験室
TIA-nanoホール(150席)、居室(150席)
1. 次世代人材育成拠点
TIA連携棟はナノテクノロジー分野における次世代リーダーの育成を目指して活用される。筑波大学パワエレ寄付講座、サマーフェスティバルをはじめとして全国の大学や企業からナノテクノロジーを学ぶ様々な人材を受け入れ、共同研究等を通じて卓越した研究能力と社会的能力を兼ね備えた人材を育成するための拠点として活用される。
2. 研究開発拠点及び性能・安全性評価実証拠点
TIA連携棟は産学官に開かれた、効率的にオープンイノベーションを行える研究環境を提供できることを目指す。多数の研究者が議論できるオープンワークスペース、クリーンルーム、実験室、隣接のスーパークリーンルームがある。これによって我が国のナノテク分野に於ける新規技術創出を促進する。
TIA-nano拠点では、すでにSiCパワーエレクトロニクスをはじめとする26プロジェクトが動き、連携企業数132、登録研究者数884名が集まって、活動を開始している。
TIAパワーエレクトロニクスWGの活動状況
【2012年度(平成24年度)活動報告(概要)】
2012年度は、2011年度に引き続き、拠点活用プロジェクトの運営を支援するとともに、2010年度に策定した5カ年計画の内容を着実に進めてきた。2011年3月11日に発生した震災の影響も終息しつつあり、拠点を活用した研究開発も本格化し、徐々に成果が表れつつある。2012年4月には、持続可能なパワーエレクトロニクス拠点の自立に向けて、民活型パワエレオープンイノベーション研究拠点(TPEC)が発足した。海外のパワーエレクトロニクス研究拠点の調査について、昨年度に引き続き、欧州ECPE、HTCE、IMECの視察を行った。人材育成では、第1回TIAパワーエレクトロニクスサマースクールを8月27~30日に産総研で開催し、全国19大学から61名の学生と若手社会人51名(31機関)が参加した。本WGが中心となって進めてきた、TIAパワエレ連携・寄附講座については、筑波大学と産業界の賛同を得て、2013年4月開講に向けた準備が具体化した。
【2013年度(平成23年度)活動計画(概要)】
2013年度は、2012年度に引き続き、拠点活用プロジェクトの運営を支援するとともに、2010年度に策定した5カ年計画の内容をさらに深化させる。特に、パワーエレクトロニクス拠点の自立に向けた、日本型オープンイノベーション研究拠点(TPEC)の活動を深化させるとともに、筑波大学、京都大学、東京工業大学等と連携してパワーエレクトロニクス人材育成事業を加速する。また、本年度は、欧州ECPE(European Center for Power Electronics)との間でパワーエレクトロニクス・ロードマップに関する意見交換を計画する。本年度はFIRST(木本プロジェクト)最終年度に当たり、終了後の展開を見据えた活動を年度前半から加速する。
FREEDM訪問
TIAパワーエレクトロニクスWGでは、米国で国際会議ICSCRMが開催されるのを機に、ノースカロライナ州立大学を訪問し、FREEDMの関係者と交流を行った。その内容をFUPETの奥井氏が
FREEDM訪問記
に報告する。
FREEDMはNSF(米国科学財団)のプロジェクトで概要は次の通り。
名称:NSF Engineering Research Center for Future Renewable Electric Energy Delivery and Management (FREEDM) Systems
期間:2008/9/1~2014/8/31(予定)
補助金:約1900万ドル(2010/9現在)
概要:グリーンエネルギーの社会、エネルギー危機緩和、炭素放出インパクトの低減のための効率的な電力グリッドシステムに関する研究を行う。パワー半導体技術のブレークスルーなど広範な研究開発が対象になっている。
TIAパワーエレクトロニクスWGの活動状況
【平成22年度の活動の概要】
平成22年度は、パワーエレクトロニクスWGの立ち上げ、及び、今後の活動の指針となる5カ年計画の草案を起草した。5カ年計画については、その内容について随時見直しを図りながら、可能な部分から実行に移していくこととした。主な内容は以下の通りである。
公開情報をもとに、先行する欧州:ECPE、米国:FREEDM、CPES等の海外研究拠点の活動について調査、拠点の特長と経営形態についてベンチマークを行った。WGでは、これら海外拠点の事例をもとに、日本型拠点が目指すべき姿とTIAパワーエレクトロニクス研究拠点が目指すべき方向について議論した。
主な結論は、
- 産業界にとって魅力ある拠点であること
- 我が国のパワーエレクトロニクス人材輩出の場であること
- 自立した拠点経営であること
などである。
また、拠点運営の費用についてのコストシェアの考え方については、突っ込んだ意見交換を実施した。拠点運営上の課題(労務管理、インフラ整備、知的財産の扱い)についても意見交換がなされた。これらの詳細については、報告書に整理した。課題を明確化できたものについては、解決策についてアクションプランとして整理した。
【平成23年度の活動計画】
平成23年度は、平成22年度に引き続き、拠点活用プロジェクトの運営を支援するとともに、22年度に策定した5カ年計画の内容をさらに深化させる。加えて、可能なアクションアイテムから執行に着手する。特に、パワーエレクトロニクス拠点の自立に向けて、日本型オープンイノベーション研究拠点のひな型としての垂直連携体の形成を目指した動きを加速させる。また、海外のパワーエレクトロニクス研究拠点の調査活動を開始する。
つくばイノベーションアリーナ ナノテクノロジー拠点(TIA-nano)
つくばイノベーションアリーナ(TIA)は、筑波大学、物質材料研究機構、産業技術総合研究所が中核となり、国や産業界の支援を得て、ナノテクノロジーによる新たな産業創出をめざした研究開発とナノテク人材の育成を同時に行うオープンイノベーション研究開発拠点として整備されつつあります。パワーエレクトロニクスは、TIAの中核事業のひとつとして位置付けられ、産業界と大学・研究開発独法が共同してイノベーションを創出する場「TIAパワーエレクトロニクス研究開発拠点」として平成21年度に経済産業省により整備されました。TIAの活動内容(研究テーマ)は平成22年度に組織化されたTIA運営会議などで議論が進められているところです。TIAは、産業界が単独で実施するにはリスクの高い研究開発テーマを「拠点」に持ち込んでいただき、大学の基礎研究力や研究開発独法のハイレベルな研究インフラを活用して、リスクを低減し、開発期間を短縮する新しい仕組みです。TIAは日本型拠点モデルとしての「垂直連携モデル」を提唱しています。パワーエレクトロニクスに関係する産業界、大学・研究開発独法からの積極的な参加を期待します。
つくばイノベーションアリーナ ナノテクノロジー拠点(TIA-nano)
筑波大学のTIA-nanoにおける取組
筑波大学大学院数理物質科学研究科
物質創成先端科学専攻(24年度にナノサイエンス・ナノテクノロジー専攻に改組の予定)
TIA-nanoとの連携で世界トップレベルのナノテクを研究しよう
筑波大学は世界トップレベルのナノテクを研究する社会人の応募を歓迎します。
さらに、社会人のための博士後期課程「早期修了プログラム」では、最短1年で博士号取得が可能です。
詳細は、筑波大学のホームページをご覧ください。
問い合わせ先
- 専攻長 白石賢二(shiraishi.kenji.km@u.tsukuba.ac.jp)
- 山部紀久夫(yamabe@esys.tsukuba.ac.jp)
- 2017年10月3日
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